2009年11月30日月曜日

ウオッカ血染めの7冠!

 ウオッカ、血染めの涙の初戴冠!!国内最高優勝賞金2億5000万円を懸けた「第29回ジャパンC」が東京競馬場で行われ、ルメール騎手(30)と初コンビを組んだ1番人気ウオッカが、最後方から強襲した2番人気オウケンブルースリと2センチ差の死闘を制し、牝馬としては史上初のG1・7勝目の快挙。JCの日本牝馬の勝利も初めて。レース後、ウオッカは鼻出血をしていることが判明し、1カ月の出走停止。有馬記念(12月27日、中山)は出走できず、これがラストランとなる可能性が大きくなった。

 ウオッカのレースはいつも劇的だ。前半1000メートル59秒0の引き締まったペース。直線はほとんどの馬がスタミナが尽きるまで戦う激しい攻防になった。

 「4コーナーで彼女は早く加速したいと望んでいたけど、そこでうまくエネルギーをためることができた。残り300メートルでいよいよ勝負を懸けたんだ」

 ルメールは好位のポジションをキープしながら、しっかり折り合いをつけた。早め抜け出したウオッカに、外からオウケンブルースリが襲いかかる。ルメールが馬体を併せるため進路を外に取り、2頭が並んだままフィニッシュ。「最後の100メートルは、本当によく踏ん張っていた。正直、ゴールしてすぐは負けたと思った。信じられないぐらい素晴らしい馬だよ」

 角居師は「いつもながらドキドキさせてくれますね」と確定後に振り返ったが、レース直後は生きた心地がしなかっただろう。昨年のダイワスカーレットとの名勝負、天皇賞・秋に続いて差はまたも2センチだった。

 だが、劇的な勝利には大きな代償もあった。レース終了から1時間後に、ウオッカの端正な顔が血で染まった。鼻出血(運動性肺出血)だ。中田助手は「レース後に引き運動をした後、検体所で係の人に言われた。左からだけで症状は軽く休めば問題ないもの。あれだけ激しい競馬をしたし、今年いっぱいはご褒美の休養ですね」。

 鼻出血には1カ月の出走停止が伴うため、有馬記念を含めた年内の出走は不可能。年が明ければ6歳、しかも引退後も大事な仕事がある牝馬だけに常識的に考えれば、これがラストランとなる可能性は大きい。谷水雄三オーナーは「全力を尽くして走った直後のこと。今後に関しては調教師と相談して決めたい」と去就について一切明言はしなかった。

 史上初の牝馬によるG1・7勝という金字塔を打ち立てたウオッカ。今年G1・3勝目を挙げたことで2年連続の年度代表馬もほぼ確定的だ。現役続行か、あるいはこれが最後の雄姿になるのか。近日中にも結論が出る。

 ◆ウオッカ 父タニノギムレット 母タニノシスター(母の父ルション)牝5歳 栗東・角居厩舎所属 馬主・谷水雄三氏 生産者・北海道新ひだか町カントリー牧場 戦績25戦10勝 総獲得賞金13億3356万5800円。

2009年11月27日金曜日

第29回ジャパンカップ(GI)予想

■本命はスクリーンヒーロー

史上初のジャパンC(G1)連覇を狙う当馬。復帰戦の天皇賞・秋(G1)で2着に入り、上々の滑り出しを見せた。久々の競馬でありながら、レコードタイの決着に対応できるあたりはさすがだ。春シーズンはいま一つの成績だったが、休養により減っていた馬体重が回復し、良い頃の走りが戻ってきた。ステイヤーの能力がある上に、瞬発力も兼備していることから、上がりの競馬になりがちな昨今のジャパンCにはピッタリのタイプ。昨年同様、鞍上が名手・デムーロにスイッチする点も心強い。今年は海外の大物・コンデュイットらが参戦するが、地元の利を活かせれば、十分に勝負になるとみる。

■対抗はオウケンブルースリ

天皇賞・秋は追い込み届かず4着。瞬発力勝負になってしまったため、ステイヤータイプの当馬にとっては、展開も距離も向かなかった。秋初戦の京都大賞典(G2)を斤量59キロで豪快に差し切ったように、適条件(2400M以上)での強さは現役屈指。リーチザクラウンらの先行勢が速い流れで引っ張る展開になるようなら、豊富なスタミナがモノを言うはずだ。

■単穴はレッドディザイア

秋華賞(G1)ではブエナビスタの3冠を阻止し、悲願の初戴冠。ブエナビスタ(3位降着)が取りこぼした競馬と見る向きもあるが、勝ち時計は秋華賞史上でも上位にランクされる優秀なものだった。古馬との初対戦がこのジャパンCでは、さすがに条件は酷かもしれないが、斤量53キロは魅力。自在性のある脚質で、デビュー以来連対を外していないように、競馬センスに限ってはブエナビスタを凌駕する。エリザベス女王杯(G1)には向かわず、ここに目標を絞ったことで仕上がりも良いだけに、相手にはマークしておきたい。

■抑えはウオッカ

■穴はコンデュイット

英馬コンデュイット

 競馬の祭典「第29回ジャパンC」の出走馬が26日確定し、枠順抽選が行われた。久々に来日した大物外国馬コンデュイット(英国)は16番に入った。今年すでにキングジョージ、BCターフと欧米主要G1を制しており、ジャパンC優勝なら1着賞金2億5000万円とは別に、1億3000万円のボーナスも支給されるため、陣営の本気度も満点。同レースは27日、ウインズ新橋、後楽園で午後2時から7時まで金曜発売される。

 競馬発祥の地・英国のスーパーホースが、ついにベールを脱いだ。前日(25日)に検疫を受けていた競馬学校(千葉・白井)から東京競馬場に移動したコンデュイットが26日早朝、決戦の舞台となる芝コースに初めて入った。

 待ち構えた大勢のカメラマンから連続するシャッター音にも驚くこともなく、堂々とコースへ。久しぶりの芝の感触を楽しむように、まずは並脚で半周の脚慣らし。向正面でピッチを上げると、ゴールまで軽快な脚さばきで駆け抜けた。

 「凄くいい状態。調教の動きにも大変満足しています」。手綱を取ったヴァーリー厩務員は笑顔で続けた。「競馬学校にはダートしかなかったが、芝コースを走ってみて馬の感触がグッとよくなった。(直線に)上り坂があることすら感じないほど気分良く走っていた。完ぺきに近い状態」

 近年のジャパンCに参戦した外国馬の中でも指折りの大物だ。昨秋に英クラシック3冠目にあたるセントレジャーに優勝。続いて米国に遠征し米競馬の祭典ブリーダーズカップ(BC)ターフで古馬をあっさりと撃破した。古馬となった今年7月には欧州最高峰G1のキングジョージを制覇。さらに今月7日にはBCターフを昨年に続いて連覇した。欧米G1・4勝の実績は世界中のホースマンに知れ渡っている。

 このレースを最後に引退し、来春からはマイネル軍団の本拠地ビッグレッドファーム(北海道・新冠)で種牡馬入りすることが決まっている。日本のG1に勝つことは、種牡馬としての価値をさらに高めることになるだけに是が非でも欲しいタイトルだ。わずか3週間足らずの間に米国→英国→日本と渡り歩いた強行軍だが、調教の手を緩めていないように本気で勝ちに来たのは間違いない。枠についても「内側が荒れているので、真ん中から外が欲しい」としたが、陣営の希望通り外めの16番と、運も向いてきた。競馬の母国が威信を懸けて送り込む大物刺客。ホームで迎え撃つ日本勢にとって難敵となるのは確実だ。

2009年11月25日水曜日

デムーロとの再コンビ

 昨年の覇者スクリーンヒーローが初の連覇に挑む。春はレースを使うごとに体重を減らし、思うような結果を残せなかったが、前走の天皇賞・秋は見せ場たっぷりの2着。鹿戸雄師は「前走は体も戻っていたし、いい状態で使えた。夏休みをとったのがよかった。過去に連覇した馬がいないので難しいと思うが、1度叩いた今回は楽しみ」と自信ありげに語った。

 中間は新たにプール調教を取り入れた。「気分転換になればと思って始めたが、泳ぐのが速くてびっくりした。いい運動になっている」。今回は前走で着用したブリンカーを外して臨む予定。「22日に外して坂路調教を行ったが、ハミの取り方はよかった。併せ馬で楽に1F12秒8をマーク。馬にやる気が出てきた」と説明する。再びデムーロとのコンビが実現するのも心強い。今回で3度目のコンビとなるが「木曜に来日予定で、調教には乗れないが、乗り慣れているので心配はない」と鹿戸雄師は全幅の信頼を寄せている。

2009年11月24日火曜日

コンデュイットまさにワールドクラス

 欧米G1・4勝の強豪が、日本馬の前に立ちはだかる。今週は競馬の祭典「第29回ジャパンC」が東京競馬場に舞台を移して行われる。主役候補を検証する「1頭両断」は英国から参戦のコンデュイットをクローズアップした。

 外国馬が毎年のようにタイトルを持ち帰ったのは、もう過去の話。近年は完全に日本馬優勢となったジャパンCだが、今年は久々に超の付く大物が来日した。英国馬コンデュイット。7月に欧州G1最高峰のキングジョージを制覇。さらには、今月7日に行われた米競馬の祭典・ブリーダーズCターフを昨年に続いて連覇しており、まさにワールドクラスの実力馬だ。

 BCターフ優勝後に、いったん英国へ帰国し、19日に日本に到着。競馬学校(千葉・白井)の国際厩舎で検疫を受けながら、ダートコースで調整されている。23日はゲート試験を一発でパス。軽快なキャンターは、手綱を緩めればすぐにトップギアに入りそうな勢いだ。「来日後も体調は万全。毛づやが輝いているのを見て、私自身も驚いたくらいだよ」。帯同するクロンビー助手も、目を丸くするほどの好調ぶり。強行日程の疲れなど、みじんも感じさせない。

 管理するスタウト師は親日家で知られ、過去に何度も日本競馬に参戦。96年シングスピール、97年ピルサドスキーでジャパンC連覇を飾っている。今年で29回を数えるJCの歴史の中で2勝を挙げた唯一のトレーナー。日本競馬を知り尽くした名伯楽だけに、当然、勝算ありの遠征だ。クロンビー助手も「過去の2頭は“完成品”として連れてきたが、この馬は競走馬として成長途上。それだけ伸びしろがあるから、2頭以上という期待も大きい」と、鼻息は荒い。

 このレースを最後に引退し、来シーズンからはマイネル軍団の本拠地・ビッグレッドファーム(北海道・新冠)で種牡馬入りが決まっている。国内の競馬ファン、馬産関係者への“顔見世興行”という見方もあるが、出走する以上はリスクも背負う。強行軍はここを勝って種牡馬としての価値をより高められる、という自信の表れでもある。

 JCマイスターのスタウト師が3度目の美酒を狙って送り込む自信作。府中の直線を花道に変えて、有終の美を飾る構えだ。

2009年11月20日金曜日

マイルCSの出走馬確定

 22日(日)に京都競馬場で行われる第26回マイルCS(3歳上、GI・芝1600m)の出走馬18頭が19日、JRAより発表された。枠順は20日(金)午前に発表され、馬券は21日(土)より発売される。

( )内は性齢、騎手・厩舎
アブソリュート(牡5、田中勝春・宗像義忠)
エヴァズリクエスト(牝4、A.ムンロ・M.シャノン)
カンパニー(牡8、横山典弘・音無秀孝)
キャプテントゥーレ(牡4、川田将雅・森秀行)
サプレザ(牝4、O.ペリエ・R.コレ)
ザレマ(牝5、内田博幸・音無秀孝)
サンカルロ(牡3、吉田豊・大久保洋吉)
サンダルフォン(牡6、四位洋文・松永幹夫)
スズカコーズウェイ(牡5、後藤浩輝・橋田満)
ストロングガルーダ(牡3、福永祐一・久保田貴士)
スマイルジャック(牡4、三浦皇成・小桧山悟)
トレノジュビリー(牡6、A.スボリッチ・藤原英昭)
ヒカルオオゾラ(牡5、C.スミヨン・池江泰寿)
ファイングレイン(牡6、幸英明・長浜博之)
フィフスペトル(牡3、C.ルメール・加藤征弘)
マイネルファルケ(牡4、和田竜二・萱野浩二)
マルカシェンク(牡6、柴山雄一・河内洋)
ライブコンサート(セン5、岩田康誠・白井寿昭)

2009年11月19日木曜日

JRA、新馬券導入へ=2011年から

 日本中央競馬会(JRA)は18日、指定した5レースすべての1着を当てる5重勝単勝式の新馬券を2011年から導入すると発表した。購入方法や的中がない場合の取り扱いなど詳細は今後詰める。
 JRAでは現在、馬連や3連単など8種類の馬券を発売しているが、複数レースの着順を予想する投票方式は扱っていない。売り上げが11年連続で減少しており、新たな馬券の導入で販売促進を図りたい意向。
 他の公営競技では、平塚競輪(神奈川)で7重勝単勝式が発売されている。

グレート!ウオッカ

 来週に迫ったジャパンC(29日、東京)の1週前追い切りが美浦、栗東トレセンで一斉に行われた18日、有力馬ウオッカ(牝5=角居)に大きな動きがあった。同馬は鞍上にフランスのルメールを迎えてレースに挑むことになった。これにより主戦を務めていた武豊は今年のクラシック3冠レースでコンビを組んだリーチザクラウンに騎乗する。ルメールは、フランスで騎乗契約を結んでいる大馬主アガ・カーン殿下の所有馬シャラナヤ(エリザベス女王杯4着)で出走予定だったが、同馬の回避が決まったことで実現することになった。

 この日のウオッカの追い切りはCWコースを使用した3頭併せ。初めてウオッカの背中にまたがったルメールが「グレート!」「ファンタスティック」「ベストホース」など誰にでも理解できるシンプルな言葉を並べて笑顔を見せるほど、軽快な動きで先着してみせた。ルメールは「牝馬でダービーを勝ったなんて信じられない。素晴らしい馬の騎乗依頼は幸せ。いい脚を使った天皇賞の映像は見たよ。それ以前のレースもこれから取り寄せて研究する」と自信ありげにウインクしてみせた。

2009年11月18日水曜日

スマイルジャック

 今週も関東だ!!秋の最強マイラーを決める「第26回マイルCS」に、悲願のG1制覇を懸けて挑むのがスマイルジャック。豊富な稽古で鍛えた馬体の裏付けに陣営が「最大の好機」と意気込み十分。先週のエリザベス女王杯を勝ったクィーンスプマンテ、23歳の田中博に続けと、昨年のダービー2着馬&19歳の若武者三浦皇成のコンビが腕をぶしている。

 「スマイルジャックにとって最大級のチャンスが来た」。芝崎助手が目を輝かせながら言った。「天皇賞・秋に比べたらメンバーは落ちる。現状ではマイルが一番合うと思うし、ロスのない競馬でチャンスをつかみたい」。陣営が渇望するG1制覇へ、期待を込めて京都へ乗り込む。

 今夏の関屋記念を鋭い末脚で制し、秋はマイル戦線の主役候補かとささやかれた。だが、3番人気に支持された毎日王冠で、あっさり7着敗退。実は理由があったと芝崎助手が明かす。「パドックで前を歩くウオッカのことを、ずっと見ていたんだ。馬っけこそ出さなかったが、やはり実戦でサッパリだった」。屈指の名牝を見てボーッとしてしまっていたようだ。美女に弱い男性読者なら納得できる?かもしれない。天皇賞もスローの流れの中、末脚不発に終わった。

 「幸い、馬は元気いっぱい。中間も過去になかったくらい馬がうるさいね。先週はゴール板を過ぎてからもステッキを使ったくらい。いっぱいに追えるのは強みじゃないかな」。豊富な稽古量には定評のある同馬だが、それを消化して、なおも元気というのは驚異。このタフネスぶりが大一番で生きないか。

 「ここ2戦は外を回っていたことも敗因の1つ。道中でロスなく立ち回れれば面白いんじゃないか」と語る。京都外回りコースは4コーナーでインを突くことができる。内枠でも引き、勝負どころで効率のいい競馬を展開すれば、打倒カンパニーの目も出てくるはずだ。

 「今回はG1らしい流れになってほしい。ここ2戦は遅かったからね。デビュー前から“これは間違いない”と感じた素材。ついに訪れた最大の好機を生かしたい」。芝崎助手の言葉は最後まで力強かった。

2009年11月17日火曜日

天皇賞馬カンパニー

 天皇賞馬カンパニーがマイルCSで有終Vを狙う。勝って引退へ、が陣営の描く青写真。現役生活の最後を最高の形で締めくくるか。G1の主役候補を検証する「1頭両断」では同馬を取り上げた。

 この馬には競馬の常識は通用しない。8歳でも衰えは皆無。それどころか、カンパニーは今が旬と思えるくらいの充実ぶりだ。実際、今秋は強敵がそろった毎日王冠→天皇賞・秋を連勝。ともに上がり3Fはメンバー最速の33秒0、32秒9をマークした。音無師は誇らしげな表情で振り返る。「2戦続けてウオッカを倒したわけだし、マイラーとかステイヤーが集まってくる2000メートルのG1を勝てたっていうところに価値があるよね」

 G2勝ちの美酒は何度も味わっていたが、G1になると善戦止まりのキャラクターだった。それが一気に壁を突き破った。音無師は「ノリ(横山典)は最初に2、3回乗ってカンパニーの背中を通して、これは凄いと感じたみたいだね。僕とノリは、この馬がいつかG1を勝つんじゃないかと信じていたよ」。

 今回の舞台は京都芝マイルに替わる。過去2回のマイルCSは5、4着。音無師は「力通りに決まる東京に比べ、ペースの速いマイル戦の今回の方が取りこぼす可能性がないとは言えない」と冷静に分析しているが、メンバー1位の1分31秒8の持ち時計を誇り、高速決着は大の得意。今がピークと思える充実ぶりに加え、強敵不在のメンバー構成なら主役の座は譲れないところだ。

 この一戦で現役を引退し、来春から社台スタリオンステーションでの種牡馬入りが決定している。1週前の段階で、あえて音無師が発表に踏み切ったのは「最後のレースをファンの皆さんに見に来てもらいたい」との思いがある。そして、ベストの状態に仕上げる自信があるからこそだ。G1・2連勝で有終の美を飾る公算は大きい。

2009年11月13日金曜日

エリザベス女王杯枠順確定

1-1 ウェディングフジコ(牝5、菊沢隆徳・戸田博文)
1-2 メイショウベルーガ(牝4、池添謙一・池添兼雄)
2-3 チェレブリタ(牝4、岩田康誠・荒川義之)
2-4 ジェルミナル(牝3、福永祐一・藤原英昭)
3-5 リトルアマポーラ(牝4、C.スミヨン・長浜博之)
3-6 ピエナビーナス(牝5、古川吉洋・南井克巳)
4-7 クィーンスプマンテ(牝5、田中博康・小島茂之)
4-8 カワカミプリンセス(牝6、横山典弘・西浦勝一)
5-9 ブラボーデイジー(牝4、生野賢一・音無秀孝)
5-10 シャラナヤ(牝3、C.ルメール・M.デルザングル)
6-11 テイエムプリキュア(牝6、熊沢重文・五十嵐忠男)
6-12 ブロードストリート(牝3、藤田伸二・藤原英昭)
7-13 サンレイジャスパー(牝7、難波剛健・高橋成忠)
7-14 ニシノブルームーン(牝5、北村宏司・鈴木伸尋)
7-15 ミクロコスモス(牝3、武豊・角居勝彦)
8-16 ブエナビスタ(牝3、安藤勝己・松田博資)
8-17 ムードインディゴ(牝4、田中勝春・友道康夫)
8-18 レインダンス(牝5、藤岡康太・宮徹)

2009年11月11日水曜日

エリザベス女王杯

 今年の3歳勢は、2冠馬ブエナビスタ以外にも注目すべき馬が多い。秋華賞2着(3位入線繰り上がり)のブロードストリート。この秋の充実ぶりは、NO1とも言える存在だ。

 上り調子のブロードストリートから、目が離せない。ローズSを、1分44秒7(京都・芝1800メートル)のレコードで優勝。秋華賞では、4コーナーで鞍上が大きく立ち上がる不利がありながら、銀メダルを手にした。「あれでも来るんだから、力は持っている」と藤原英調教師は感心した様子で振り返った。

 潜在能力には、春から高い評価を与えていた。「同じことを学習するにしても、なかなか覚えない子だったら、ギャップがあるぶん驚かされるけど、何でもできてしまう利口な子なので驚かない」。スイートピーS(1着)でオークスの出走権を取って本番へ。中2週で東京への長距離輸送を2回課せられるタフな日程だったが、4着に食い込んでみせた。

 秋華賞でピークに仕上げただけに、疲れを見せた時期もあったが、藤原師は前向きに言った。「頂点に持っていったので、使った後は少し筋肉に疲れが出た。それでも、体調が目に見えて落ちている訳ではない」。充実した今なら、体調の維持さえできれば好勝負になると思っている。

 デビューから8戦して、すべて4着以内。全く底を見せていない。06年フサイチパンドラ、07年ダイワスカーレット、08年リトルアマポーラと3年続けて3歳馬が優勝。古馬を相手にしても見劣りしない力を身に付ける季節でもある。「そんなに甘くはないだろうけど、もう一回頑張ってほしい」と指揮官。今回も、見る者に驚きを与えるようなパフォーマンスを期待している。

2009年11月6日金曜日

ウマのゲノム

 ウマの全遺伝情報(ゲノム)の概要を解読した成果の論文を、米マサチューセッツ工科大とハーバード大のブロード研究所や日本中央競馬会(JRA)競走馬総合研究所(宇都宮市)などの国際研究チームが6日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 解読データは2007年2月に公表され、ウマ遺伝子の個体差や働き具合を調べられるようになった。競走馬総合研究所の長谷川晃久生命科学研究室長は「解読成果をウマの健康管理や生理学の理解に活用したい」と話している。
 解読対象は「トワイライト」と名付けられた雌のサラブレッド。ゲノムのサイズは約27億塩基対と、イヌより大きく、ヒトやウシより小さかった。遺伝子数は約2万個と推定された。
 ウマは6000~4000年前に野生種が家畜化されたと考えられるが、アラブなど他品種についても遺伝子の個体差を解析した結果、家畜化がユーラシア大陸の広い範囲で同時進行したとの見方が裏付けられた。
 ウマの遺伝子のうち、約1万5000個はヒトとほぼ共通であり、染色体上の遺伝子の構成も半分が同じだった。ウマにはヒトに似た遺伝性疾患が多数あり、研究成果はヒトの医療にも役立つという。

2009年11月5日木曜日

ベッラ引退…

07年オークス2着など牝馬の重賞戦線で活躍してきたベッラレイア(栗・平田、牝5)の引退が決まった。前走の府中牝馬Sで2着と復調気配をうかがわせ、4日にエリザベス女王杯に向けた1週前追い切りを坂路で消化(4ハロン52秒3)したが、追い切り後に鼻出血を発症。平田調教師がオーナーサイドと相談した結果、繁殖入りが決まった。「今の自分があるのは、ベッラレイアのおかげ。残念ですが、無事に繁殖に送り出せてよかったと思います」と平田師は愛馬に感謝の意を示した。今週末にも北海道のノーザンファームに向けて出発。来春からの繁殖生活に備える。通算成績は17戦3勝。重賞はGIIサンスポ賞フローラS(07年)の1勝だった。

2009年11月3日火曜日

原油/株/通貨でリスクトレード活発化、鈍い日本株

 外為市場では、米国株が1年超ぶりの高値を付けたことを受け、リスク選好トレードが活発化した。豪ドル、NZドル、ユーロなどが対米ドルで続伸する一方で、ドル/円は引き続き蚊帳の外に置かれたが、クロス円での円売りとドル全面安の綱引きのなか、徐々に下値を切り下げた。

 市場では「株高でまず商品や豪ドル、NZドルなどのリスク資産が買われ、それがユーロや欧州通貨に波及して、ドルが一段と安くなるという流れ」(外銀)とみる。

 ドルの主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数は75.117と昨年8月以来14カ月ぶりの安値を更新した。

 豪ドルは、予想外の利上げを決定した際の豪準備銀行(RBA、中央銀行)の議事録の内容が発表されたことをきっかけに、0.93米ドル台に乗せ、14カ月ぶりの高値を更新した。

 「RBAの議事録は一時の藤井財務相を彷彿とさせるものがある。各国が自国通貨安の輸出振興を望むなかで、豪ドル高の容認姿勢を打ち出した。少なくとも市場ではそう解釈された」(信託銀)という。

 クロス円で日本勢は概して売り需要(ヘッジ売りを含む)が強いが、ファンド勢などの海外投機筋は「ドルキャリーで欧州通貨や資源国通貨を買うディールが多く、現状では外国勢の威力が勝って、結果的にクロス円が底堅い値動きになっている」(同)という。

2009年11月2日月曜日

初体験で見事に的中!

東京競馬場で2日に行なわれた天皇賞・秋でプレゼンターを務めたアイドル軍団AKB48の大島優子(21)が見事に馬券を的中させ「ビギナーズラック!!」と自身のブログに綴っている。

 大島は「天皇賞見事当てたょ!しかも三着まで全部当てた。人生初の競馬場で馬券を買うのも今日が初体験だったわけでビギナーズラックとゆうものですか?」と初体験で見事に3連複をゲットした。

 「3連複で200円。競馬って当たらなくても当たってもすごく楽しいと思いました実際10R目のは当たらなかったけどお馬さんと騎手が一生懸命走ってて感動したし力が湧くんだね。みんなも競馬場行ってみてくださいハマっちゃうかもょ~」と競馬の良さを実感した模様だ。

 そして「でも二十歳以上じゃなきゃダメょ」と未成年での馬券購入を注意しているが、「そんな私は一位をとった横山さんに『えっ?馬券買える年齢なの?』って疑われたけどね」と裏話も披露している。

ウオッカ「完敗」…引退??

 第140回天皇賞・秋(1日、東京11R、GI、3歳上オープン、定量、芝2000メートル、1着本賞金1億3200万円=出走18頭)単勝2.1倍。天皇賞・秋連覇、GI最多タイの7勝目を狙った断然人気のウオッカは3着に敗退。黄金色に輝いていたはずの女傑の秋は、急速に冷え込んできた。

 逃げて負けた毎日王冠と違い、向こう正面で後方5番手の位置取り。1000メートル59秒8というスローな流れに加え、オウケンブルースリにブロックされて外に出せない状況の中で、武豊騎手は直線、前がふさがるのを思い切って内へ誘導し、ウオッカの爆発力に賭けた。上がり3ハロン32秒9は勝ち馬と並ぶメンバー最速。末脚は確かに炸裂したが…。

 「完敗です」。引き揚げてきた武豊騎手の第一声だ。「折り合いはついていたし、直線が長いから何とかなると思ったんですが…。最後はカンパニーと同じ脚いろになってしまった」。差しきれなかった悔しさをにじませた。角居勝彦調教師も切れ負けたことにショックを隠せない。

 「弾けてくれましたけど、相手の方がもっと弾けましたね。いい競馬はできたと思います」

 秋は天皇賞からジャパンCという青写真があったが、角居調教師は「個人的には、これ以上彼女の負ける姿を見るのはかわいそう」と、引退をほのめかす言葉が口をついて出た。

 持ち味を出して敗れた今回のウオッカ。レースは完敗でも力は十分に示した。再びターフで走る姿を、ファンはまだ望んでいるはずだ。