2009年11月3日火曜日

原油/株/通貨でリスクトレード活発化、鈍い日本株

 外為市場では、米国株が1年超ぶりの高値を付けたことを受け、リスク選好トレードが活発化した。豪ドル、NZドル、ユーロなどが対米ドルで続伸する一方で、ドル/円は引き続き蚊帳の外に置かれたが、クロス円での円売りとドル全面安の綱引きのなか、徐々に下値を切り下げた。

 市場では「株高でまず商品や豪ドル、NZドルなどのリスク資産が買われ、それがユーロや欧州通貨に波及して、ドルが一段と安くなるという流れ」(外銀)とみる。

 ドルの主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数は75.117と昨年8月以来14カ月ぶりの安値を更新した。

 豪ドルは、予想外の利上げを決定した際の豪準備銀行(RBA、中央銀行)の議事録の内容が発表されたことをきっかけに、0.93米ドル台に乗せ、14カ月ぶりの高値を更新した。

 「RBAの議事録は一時の藤井財務相を彷彿とさせるものがある。各国が自国通貨安の輸出振興を望むなかで、豪ドル高の容認姿勢を打ち出した。少なくとも市場ではそう解釈された」(信託銀)という。

 クロス円で日本勢は概して売り需要(ヘッジ売りを含む)が強いが、ファンド勢などの海外投機筋は「ドルキャリーで欧州通貨や資源国通貨を買うディールが多く、現状では外国勢の威力が勝って、結果的にクロス円が底堅い値動きになっている」(同)という。

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