ワンダーアキュート&スピードの兄弟が、G1の大舞台で激突する。勢いなら、弟のアキュート。3歳馬ながら、オークランドRCT、シリウスS、武蔵野Sと古馬を相手に3連勝中で、主役になり得る力を備えている。兄のスピードは、7歳馬でも衰えなし。5月には東海Sを制した。JCダートには、過去2回参戦(〈9〉〈9〉着)。弟にキャリアの違いを示すつもりだ。
重賞2勝を含め3連勝。ワンダーアキュートの勢いは本物だ。
前走の武蔵野Sは、馬体重14キロ減での出走。陣営は半信半疑でレースを迎えたという。「輸送で水も取らないような状態だった。10キロくらいの増減は普通だけど、それ以上に減っていたので心配した」と佐藤正調教師。そんな状態でも、3コーナー先頭から押し切って、2着に0秒3差の完勝を収めた。
兄ワンダースピードは、初勝利までに10戦を要し、重賞初制覇が6歳春という遅咲き。それとは対照的に、今年1月24日のデビュー戦Vから、わずか10か月で中央のG1を狙えるまでに成長した。「春は若かったが、今はパドックでも全然違う。大人になっているね。相手が強くなるにつれ、いい勝ち方をしている」。想像を上回る充実に佐藤師は目を細める。
体調も万全だ。1週前追い切りは、栗東のCウッドチップコースでカチサカズキ(2歳新馬)と併せ、馬なりのまま併入した。「すごく充実している。先週、追い切った後が516キロ(前走時488キロ)。減っていた体は回復した」。
今回は、輸送時間の短い関西圏での競馬。条件は、さらに良くなる。「余分な心配をしなくてもいいね。今はスタートが安定して、前々で競馬ができる。阪神でも勝っているからね」とトレーナー。4戦3勝と相性抜群の舞台で、ビッグタイトルを狙う。

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