暮れの大一番、第54回有馬記念・G1(27日、中山)の1週前追い切りが16日、東西トレセンで行われた。栗東では桜花賞、オークス馬でファン投票2位のブエナビスタが、Cウッドチップコースではつらつとした動き。2冠牝馬の底力を見せつけた。
49年ぶりの快挙が現実味を帯びてきた。1960年のスターロツチ以来となる3歳牝馬による有馬記念制覇へ、ブエナビスタが躍動した。
Cウッドチップコースコースで単走。向こう正面はゆったりと入った。ためれば弾け方が違う。ラスト1ハロンで仕掛けると、四肢の回転が一気に速まり、11秒4(6ハロンは88秒1)。豪快に伸びた。松田博調教師は「ここ2回(9日、12日)は時計が速くなったが、これだけゆったり行けたのがいい。理想的なけいこ。しまいをしっかり伸ばせた」と満足そうな表情で話した。
秋華賞は3着降着、エリザベス女王杯も3着…。圧倒的なファンの支持に応えた春の牝馬2冠馬は、結果を出せない。それでも、トレーナーは「使うごとに良くなっているし、成長している」という。一流古馬や3歳牡馬との力関係についても「ジャパンC(レッドディザイアが3着)を見ても、3歳牝馬のレベルは高い」ときっぱり。
鞍上は今年G13勝を含む重賞11勝の名手・横山典。「同じレースで何度も乗ったことがあるんだし、ブエナのことは分かっているやろう。彼がどんな乗り方をしてくれるか、楽しみにしている」と指揮官。“感性の人”が引き出す新味に大きな期待をかけている。

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