2009年12月17日木曜日

【有馬記念】ブエナ、本番モード11秒8!

 2冠牝馬ブエナビスタが16日、滋賀・栗東トレセンで有馬記念(27日、中山、GI、芝2500メートル)の1週前追い切りを行った。CWコースを単走で6ハロン88秒0、ラスト1ハロン11秒8を軽やかな脚どりでマーク。愛馬の動きを見届けた松田博資調教師(63)は「今回はノリがどんな競馬をするか本当に楽しみ」と初コンビの横山典弘騎手(41)の手綱に大いに期待だ。

 10万4544票−。有馬記念出走予定馬では、ファンからトップの支持を得たブエナビスタが、抜群の1週前追い切りを披露。年末の大一番を翌週に控え、モードが切り替わった。

 栗東トレセンCWコースに姿を現したブエナは、走りたい気持ちを抑えてゆったりとスタート。行きたがる仕草も見せず、目標のゴール地点へ徐々に加速。直線で鞍上のゴーサインが出ると、重心を沈め首を使った躍動感ある走りで、6ハロン88秒0、3ハロン40秒1−11秒8をマーク。迫力のある動きはこの秋で一番と思わせ、レースが近いことを分かっているようだった。

 「今朝も落ち着いて走っていたし、レースを使うごとに馬は良くなっている。ここ2走は(全体の)時計が速かったからな。理想的な調教ができたよ」

 松田博資調教師も満足のいく1週前追い切りだった。秋華賞(2位入線3着降着)、エリザベス女王杯(3着)の最終追い切りは、前に目標の馬を置いて追走する内容。そのため、ペースが少なからず速くなっていた点をトレーナーは気にかけていた。この日は単走で、ブエナのペースでゆったりと行かせ、終いの切れ味を爆発させるイメージ通りの調教ができた。

 そんなブエナに陣営が新たにコンビとして迎えたのが横山典弘騎手だ。「今回はノリがどんな競馬をするか本当に楽しみ。ブエナと同じレースに何度も乗っているし、(有馬に出走予定の)ライバルたちにも乗っている。今年は絶好調やし、どの馬をマークするやろか」(松田博師)。ダービー(ロジユニヴァース)、天皇賞・秋&マイルCS(カンパニー)のGI3勝を含む重賞11勝で、先日行われたWSJSも優勝した鞍上への期待は大きい。

 横山典騎手は、僚誌「週刊ギャロップ」(11月1日号)での武豊騎手との対談で、乗り替わりや陣営からの指示が話題になった時、「乗り替わりの怖さを抱えて、中途半端な気持ちで乗っていたら、勝てるものも勝てないからね。乗せてもらったら、オレに全部任せてくれよって(以下略)」と話している。印象的なレースが08年の中山記念。それまで末脚勝負が多かったカンパニーと初めてコンビを組むと、2番手につけ直線で楽に抜け出して快勝。冴えた手綱さばきは、今年さらに磨きがかかってきた。

 1番人気に推されながら連敗中のブエナビスタ。ファンはもう負ける姿は見たくないし、陣営も見せたくない。秋3戦目で最高の状態を感じさせる今度こそ、何としても期待に応えたい。

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