2009年12月28日月曜日

【有馬記念】ブエナビスタ無念の2着

 「有馬記念・G1」(27日、中山)
 横山典との新コンビで臨んだ1番人気ブエナビスタは、ドリームジャーニーとのマッチレースの末、無念の2着。49年ぶりの3歳牝馬によるグランプリVの快挙はならなかったものの、負けて強しの内容に陣営は来春のドバイ遠征へ前向きな姿勢を示した。超良血フォゲッタブルも4着に健闘し、来年の飛躍へ大きな期待を抱かせた。また、10着コスモバルクはアイルランドで現役を続行することが決まった。
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 一度ソッポを向いた勝利の女神は、とうとう最後までほほ笑むことはなかった。1番人気に支持されたブエナビスタは、ドリームジャーニーの強襲に屈して半馬身差の2着。春のクラシック2冠牝馬がオークス後は4戦して勝利の美酒を一度も味わうことができなかった。
 レースプランに迷いはなかった。(2)番枠から五分にスタートを切ると、初コンビの横山典は手綱を押して積極的に好ポジションを取りに行く。デビュー時から後方一気のレースばかりしてきたブエナだが、道中5〜6番手からの追走でもスムーズに折り合った。
 直線入り口で満を持してスパート。坂下ではマツリダゴッホをかわして先頭に躍り出たが、その背後にドリームジャーニーが忍び寄る。ラストは後続を引き離してマッチレース。懸命に食い下がったものの無念の2着。スターロツチ以来となる49年ぶりの3歳牝馬による有馬Vは、スルリとその手からこぼれ落ちていった。
 「よく頑張った。3歳の牝馬だからね」。
 引き揚げてきた横山典は、サバサバした表情で口を開いた。「アンカツ(安藤勝)さんから聞いていた通りだった。(前に)行こうとしなかったから、押して気合をつけていったんだけどね。みんなが満足いくレースだったって?まあそうかもしれないけど、負けたんだから満足しちゃいけないよな」。乗り代わり、1番人気、連敗阻止…。様々なプレッシャーを乗り越え、力を出し切った内容には納得しながらも、敗戦には悔しさをにじませた。
 初めて後ろから来た馬に差されたとはいえ、3着馬とは4馬身差。松田博師は「力は出したわな。3歳牝馬で斤量も有利。チャンスと思ってたけど、あれで負けたらしゃあないわ」と振り返った。3月にはドバイ遠征のプランがあり、ドバイWC(3月27日・メイダン競馬場)でウオッカとの初対決が実現する可能性がある。「行くつもりで話を進めている」と同師は意欲を見せ、吉田俊介・サンデーレーシング代表も「1月中には発表できると思います」と前向きなコメント。また新たなステージへ、ブエナビスタの戦いは続いていく。

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