2009年12月21日月曜日

【有馬記念】ブエナ49年ぶり歴史刻む

 「有馬記念・G1」(27日、中山)
 49年ぶりの快挙達成へ-。いよいよ競馬1年を締めくくる大一番・有馬ウイークが開幕。ブエナビスタが着々と臨戦態勢を整えている。60年スターロツチ以来、遠ざかっている3歳牝馬による暮れのグランプリ制覇。春2冠、桜花賞とオークスで見せた爆発的な末脚で歴史を動かしたい。ファン投票2位、今年の出走馬中ではトップとなる得票数にも後押しされ、重い扉をこじあける。
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 ダイワスカーレットが牝馬として37年ぶりのVを成し遂げてからちょうど1年。今年もまた、名牝が歴史を塗り替えようとしている。ブエナビスタが狙うのは60年スターロツチ以来、49年ぶりとなる3歳牝馬のグランプリ制覇にほかならない。
 数多くの女傑が暮れのグランプリに挑んでは敗れ去った。86年メジロラモーヌ、94年ヒシアマゾン、02年ファインモーション-。今なお輝きを放つ07年ウオッカですら、歴史を動かすには至っていない。「勝てばスターロツチ以来か。高松(三太)さんが乗っていた馬やな。レースは覚えとらんけど、記憶はあるよ。確か抽選で突破したんやろ」。名伯楽・松田博師ですらおぼろげな記憶が、約半世紀という年月の長さを示している。
 それでも“挑戦”という言葉は決してふさわしくない。「まあ、普通に回ってくればと思っているよ。最近は恵まれていないだけやからな」とトレーナーは言い放つ。札幌記念(2着)、秋華賞(2位入線→3着降着)、エリザベス女王杯(3着)とこの秋の3戦は消化不良に終わっているとはいえ、圧倒的な能力は誰もが認めるところ。ウオッカに次ぐ2位、出走馬中ではトップのファン投票数が、ブエナに対する期待と評価を物語る。
 09年最終決戦へ向けての準備はこれ以上なく、順風満帆に進む。「前走後はそれほど疲れが残らなかった。以前は弱いところもあったんだけどな」との言葉通り、中間も濃密なメニューを消化している。20日は開門直後に栗東坂路を駆け上がり4F70秒1-17秒0。動き、歩様をきっちりとチェックし「全く問題はない。気候の変化にも動じない馬やし、順調だよ」と好調を約束した。
 快挙達成のサポート役には横山典を抜てき。今年はダービーを含めてG1で3勝を挙げている絶好調男との融合に「楽しみと言えば楽しみやな。今のブエナならどんな競馬でもできるとは思う」と胸を躍らせる。今年は既に3億5810万5000円の賞金をゲット。今回勝てばウオッカとカンパニーを抜いて09年JRA年間獲得賞金No.1となる。記録、能力、話題性。あらゆるファクターで主役を担う、ブエナビスタの有馬ウイークがいよいよ開幕だ。

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