「ジャパンカップダート・G1」(6日、阪神11R)
まさかの大敗だった。G1・9勝目を狙った、2番人気ヴァーミリアンは8着に敗れた。4コーナー手前では既に手応えが悪く、直線は鞍上が手綱を押しても全く伸びない。“らしさ”が見られないまま、馬群に沈んだ。
石坂師も首をかしげるばかりだ。「完敗で…。何とも言いようがないというのが今の気持ち」。休養明けの前走でJBCクラシック3連覇を達成し、ひと叩きしたことで出来の良さも感じ取っていた。それだけに「原因が何かあるのかもしれないが、今は分からない」とうつむくしかない。
手綱越しから伝わった感触も、これまでとは違っていた。「レース自体は問題なかったし…。何でしょうね。状態も良さそうでしたけどね」と武豊。新興勢力に屈したということか。それとも、目に見えない疲れがあったのか。「もっと楽に4角まで来られる馬なんだけど。分からない」。ともに7つのG1勝ちを収めてきた主戦も、ぼう然とした表情で振り返った。
昨年を1秒8も下回る走破時計に納得がいくはずはない。次走は東京大賞典(29日・大井)の予定だったが、指揮官は「馬の様子を見てみないと何とも言えない」と話した。中央と地方で歴代最多のG1を獲得してきた絶対王者。復活はあるのか。状態面を含め、今後の路線にも注目が集まる。

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