2009年12月22日火曜日

【有馬記念】ドリジャニ、春秋GP連覇だ

 「有馬記念・G1」(27日、中山)
 競馬界の“政権交代”はまだ早い-。自慢の鬼脚で今年の宝塚記念を完勝したドリームジャーニーが、古馬の意地と貫禄を見せつける構えだ。勝てば06年ディープインパクト以来、史上9頭目の春秋グランプリ制覇とあって、陣営のこの一戦にかける意気込みは並々ならぬものがある。状態面も文句なし。父ステイゴールド譲りの成長力も武器に、偉業を達成する。
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 古馬の総大将・ドリームジャーニーが春秋グランプリ制覇へ闘志を燃やす。天皇賞・秋の1〜5着、ジャパンCの1〜4着馬が回避し、古馬は手薄な顔触れとなった今年の有馬記念。7頭が参戦する3歳馬に話題を持っていかれ気味だが、若駒にやすやすと頂点の座を譲るわけにはいかない。
 06年ディープインパクト以来、史上9頭目の宝塚記念&有馬記念制覇がかかる一戦。宝塚記念ではディープスカイやスクリーンヒーローといったG1馬に加え、この秋にG1を連覇したカンパニーを撃破している。「ウオッカ世代の代表としてここは負けられない気持ち」と、山下助手は強豪を相手に戦ってきたプライドを前面に押し出す。
 陣営の自信を支えるのは実績面だけではない。「来年にはもっと良くなっているんじゃないかっていうくらい」と5歳の暮れを迎えてもなお、上昇曲線を描き続けている成長力もその源だ。昨年の有馬記念(4着)と比較して「去年は体を維持するための調整。今年はカイバを食べているから攻めることができる。完全に別の馬だよ」と、1年を経てランクアップしていることを強調した。
 中間の調整は、その言葉を裏付けるかのように活気のある動きを連発。20日の栗東坂路ではゴムまりのように体を弾ませて4F57秒4-13秒0を楽々とマークしている。「あれも少し放した(手綱を緩めた)だけで出た数字。スッと沈んで気持ちいいくらいの動きだった。元気いっぱい。この秋では一番の仕上がりでしょう」と態勢は万全過ぎるほどに整っている。
 舞台変わりも好材料だ。前走の天皇賞・秋は〈1・0・1・4〉と好走例の少ない左回り。「直線でまともに追えなかった。それにスタートのタイミングも最近では一番アカンかったね」と6着も仕方がないといった表情を浮かべる。7勝を挙げている右回りでこそ、自慢の鬼脚はうなりを上げる。
 「(池添)謙一が手の内に入れているから、競馬に関しては何も心配はしていない。あとはレースで力を示してほしいね」。世代交代はまだ早い。春のグランプリ覇者、そして古馬の代表としてドリームジャーニーが能力を誇示する。

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