2009年12月15日火曜日

【朝日杯FS】ローズキングダム悲願Vだ!

 「朝日杯フューチュリティステークス・G1」(20日、中山)
 日本でも有数の優れた血脈“バラ一族”だが、いまだG1ウイナーは出ていない。悲願をかなえるべく、デビューから2連勝を決めたローズキングダムが、中山で2歳王者奪取に挑む。母ローズバドはG1で2着3回。無念のまま、産駒に夢を託した。受け継いだ勝負根性で重賞を制し、勢いは加速する一方。主戦の小牧も手応えは十分だ。
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 G1制覇を宿命とされた血筋だ。ローズキングダムの母ローズバドは01年オークス、秋華賞、エリザベス女王杯で2着と涙をのんだ。「エリザベス女王杯の鼻負けは“よくあの位置から来たな”と。負けても悔しくなかった。キングダムとは顔と根性が似ている。この馬も長く脚が使えるからね」。橋口師は当時を懐かしそうに振り返った。
 無傷の2戦2勝。早め先頭でVをつかむと、2戦目の東スポ杯2歳Sは激しい追い比べを制し重賞タイトルを獲得した。「いい根性をしていることを印象づけた。いい位置につけられるし、完成度が高い」とうなずく。
 小牧も自信をつかむ。「2戦目で重賞を勝つぐらいだからね。折り合いがついて乗りやすい。前走は差されたかなと思ったけど、そこからがしぶとかった。直線が短く感じたよ」と舌を巻いた。
 主戦は朝日杯FSに忘れ物を残している。JRA移籍初年度の04年、1番人気に支持されたペールギュントで3着に敗れた苦い思い出がある。同じ橋口厩舎の馬とのコンビ、リベンジにも力が入る。「キングダムは前でも競馬ができるし、瞬発力があるから小回りも大丈夫だろう。こんなことを言うと怒られるかもしれないけど、朝日杯は通過点だよ」と笑った。
 1週前追い切りは栗東DPで併せ馬。馬なりで首差先着を決めた。「カイバが落ちないし、テンションも上がらない。順調だね」と師が納得の表情を見せれば、手綱を取った小牧も「反応がいいし、具合もいい」と好感触を口にする。日曜も坂路で4F55秒7をマークし、抜かりはない。“バラ一族”の好素材が、2歳チャンプに君臨する。

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