2009年12月25日金曜日

ブエナビスタ1枠2番に松田博師曇のち晴れ…有馬記念

 第54回有馬記念・G1(27日、中山・芝2500メートル)の出走馬16頭の枠順が、24日に決まった。

 陣営の願い通りとはいかなかった。ブエナビスタが引き当てたのは、1枠2番。「決まったもんは、しゃあないな。包まれて脚を余すのだけは避けたい。真ん中より外が良かったけど…」。松田博調教師は第一声とともに表情を曇らせた。

 とはいえ、枠順で勝負が決まる訳ではない。「偶数枠で後入れなのは良しとしよう」とすぐに気を取り直した。中山2500メートルは、スタートしてすぐにカーブを迎える。スムーズに運べば、ロスなく進める最高の枠だ。

 2番枠は過去3勝。前回勝利を収めたのは、98年のグラスワンダーだった。同じ3歳馬で、2歳G1馬。連敗中で大一番を迎え、底力を示した状況は酷似している。60年スターロッチ以来、49年ぶりとなる3歳牝馬のグランプリ制覇へ、歴史は偉業達成を後押ししている。

 24日は坂路へ。前日に追い切られた疲れも見せず、800メートルを70秒6で駆け上がった。「順調やな。寒いからって、へこたれるようじゃ、レースには使えんよ。体調面は何の心配もない」。研ぎ澄まされた馬体に、松田師は手応えを隠さない。

  舞台は整った。あとは2番ゲートからの組み立てを、横山典に預けるだけだ。「勝負事には流れがあるからな。今年の横山は、さえている。横山に任せる」。1番人気が濃厚な2冠牝馬の命運は、ダービージョッキーとなった関東の名手に託された。

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