2009年12月18日金曜日

【有馬記念】アンライ復活Vへ!デムーロが太鼓判

 「有馬記念・G1」(27日、中山)
 今年最後の大一番で皐月賞馬が虎視たんたんと復活Vを狙う。アンライバルドは新コンビのデムーロを背に、栗東CWで1週前追い切りを敢行。ダービー(12着)に菊花賞(15着)など近3戦は不完全燃焼に終わっているが、確かな良化ぶりをアピールした。父ネオユニヴァースの背中も知る新パートナーは「距離は問題なし」ときっぱり。過去2戦2勝と圧倒的な強さを示している中山で、大逆転劇を演じる予感が漂い始めた。
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 “中山の仕事人”にお呼びがかかった。アンライバルドは、当初コンビを組む予定だったスミヨンが騎乗停止に。新たにパートナーとして指名されたのはデムーロだ。03年はネオユニヴァース、04年はダイワメジャーで皐月賞を連覇。「中山はダイスキ」と公言してはばからない陽気なイタリアンの手腕に、皐月賞馬の復権の夢が託された。
 ファーストコンタクトとなる注目の1週前追い切りは栗東CW。多少気難しさを見せながらも鞍上がきっちり制御し、直線は豪快なアクションで脚を伸ばす。タイムは6F79秒8-38秒1-12秒8。「ベリーグッド。動きが良かったから言うことないよ。それにリラックスしていたね。非常にグッドコンディション」と絶好の感触を得た。
 運命かもしれない。父ネオユニヴァースは、自身が手綱を取って03年に皐月賞とダービーの両G1制覇へ導いた。2冠馬の背中を知る男は、父と子を比較してこう表現する。「頭(性格)は似ているけど体はこっちの方が硬い。でもラストの脚は軽い。長い距離が合うね」。これまで2400メートル以上では3戦していずれも見せ場がなく、3000メートルの菊花賞は15着に惨敗。それでも、アンライバルドの適性はむしろ長丁場にあるというジャッジは非常に興味深い。
 「距離はノープロブレム。メンバーはプロブレムだね(笑い)。今年は弱いと言われるけど、G1はほかの馬もいい状態で来る。ただ、中山は好きなんだ。皐月賞を2回勝っているし乗りやすいコースだね。有馬記念は勝ちたいレースのひとつだから頑張る」とコース攻略への自信をのぞかせる。2戦2勝と中山で負け知らずの皐月賞馬とのコンビは、本人だけでなくファンにも大きな期待を抱かせることだろう。
 「先週は放牧から戻ってきたばかりだから、カリカリしていた。でもけさは落ち着いていたね。1カ月の放牧でリフレッシュできている」。精神面の上積みを実感し、胸をなで下ろしたのは友道師だ。「厩舎で見た感じではまだ体に余裕があるけど、問題のない程度でしょう。来週もまたデムーロに乗ってもらいますよ」。最終追い切りで人馬の呼吸をより深め、復活への道筋をより色濃くしていく。

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