今週も関東馬だ!! 13日の阪神JFをアパパネが優勝。今年の2歳重賞で、初めて美浦所属馬が勝利をマークした。これに続けと気合が入っているのが、ニシノメイゲツの陣営。中山1600メートルでは2戦2勝と、抜群の実績を誇る。今年の新種牡馬デュランダルの産駒。父譲りの鋭い追い込みで、2歳馬の頂点を目指す。
一度の敗戦で、ニシノメイゲツの輝きがあせたりはしない。東京スポーツ杯2歳S(6着)は、1000メートル通過が61秒1のスローペース。身体能力が高いがゆえに、体を持て余してしまった。「あの馬には、流れが遅すぎた。3コーナーまでかかっていたからね」と田村調教師。それでも0秒4差だから、素質の高さを再確認させる敗戦だった。
「東京1800メートルと中山1600メートルは違う。中山は、小回りで流れが速くなるからね」と田村師は力を込める。中山マイルでは2戦2勝。特に芙蓉Sは、4コーナーで外に振られながら、立て直して差し切った。その時、田村師はダービー2勝ジョッキーの小島太調教師から「2歳馬で、あんなレースはなかなかできない」と絶賛されたという。
新種牡馬デュランダル産駒。豪脚を誇り、スプリンターズS(03年)、マイルCS(03、04年)を制した切れ味は、産駒にしっかりと受け継がれた。「1頭しか扱っていないので特徴は分からないが、この馬に関しては、手足が軽くて瞬発力があるし、集中力もある。出世する馬の要素を持っている」と素質にほれ込んでいる。
心身が磨かれ、完成度は着実に増した。「来た当初はみすぼらしかったが、だんだん張りが良くなった。かん性はきついが、頭はいい子。自分勝手に走ろうとする面もあったが、今はレースに行くと人間の指示に従おうとする」。豊かな才能をコントロールしながら、走れるようになった。
「中山のマイル戦は、しんどい競馬になる。経験しているのは強み」。田村師は適性の高さを繰り返しアピールした。絶対能力に手応えがあるからこそ、トーンは高くなる。「先週の阪神JFは、関東馬(アパパネ)が勝ったからね。今週も頑張りたい」。東の代表を自負し、強い関西馬を堂々と迎え撃つ。

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