「有馬記念・G1」(27日、中山)
攻め抜いた。叩き2戦目のネヴァブションが美浦北Cと坂路でハードなメニューを消化した。坂路でのタイムは、この日の次位馬を2秒1も上回る4F49秒8の一番時計。意欲的な調整で心身両面を研ぎ澄まし、中山で重賞2勝の6歳馬が大駆けを狙う。なお、24日に出走馬16頭と枠順が確定。馬券は25日から一部ウインズで、26日から全国で発売される。
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大一番にかける陣営の意欲がストレートに表れた。久々だったジャパンC10着からの巻き返しを狙うネヴァブションが、異例とも言えるインターバル調教を行った。まずは美浦北Cの向正面から14秒8-13秒8-13秒8-14秒1の速いラップを刻み、そのあとで坂路へ移動。前半から軽快に飛ばすと、4F49秒8-37秒2-12秒9で、木曜の一番時計をマークした。
調教内容について、伊藤正師は「若干重い感じだったし、長距離馬だからね。馬体の軽減を狙った」と満足顔だ。長距離仕様に研ぎ澄ますためのハードな攻め。北村宏も「スムーズな動きで良かった。乗ったのはレース(前走)以来だけど、問題は何もなかった」と状態面に太鼓判を押した。
今回は久々となる木曜追い。この馬にとっては珍しいパターンだ。指揮官は「レースまでの間隔を詰めることによって、刺激を与えたかった。本来ならもうひとレースを(ステップに)挟みたかったから」と説明。追い切り日を変えることで馬をピリッとさせ、実戦で補いたかった部分を補足することが狙いだ。やれることは何でもやるという姿勢は好感が持てる。
中山では重賞を2勝。今年のAJCCでは僚馬エアシェイディを2馬身半差で完封し、07年日経賞ではマツリダゴッホを撃破している。「この馬にとってはいい条件だから」と師もコース変わりを歓迎する。「あとは北村に任せるだけ。オレの仕事は90%は終わったかな」と語る表情から手応えが感じ取れた。人気馬にひと泡吹かせる。

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