2009年12月21日月曜日

【有馬記念】ブエナビスタ、横山典なら差し切る!

 いよいよ年末GP・有馬記念ウイークに突入だ。今年は3歳勢が多数参戦するが、一番の注目は2冠牝馬ブエナビスタ。3歳牝馬の優勝は1960年のスターロツチ1頭で、勝てば49年ぶりで史上2頭目。今回は手綱が冴え渡る横山典弘騎手(41)との初コンビ。GIで男馬と対決するのは初めてだが、心強いパートナーを得たブエナが“草食男子”を圧倒して、輝きを取り戻して見せる!

 2009年も残すところあと10日。いよいよ年末の風物詩、有馬記念ウイークを迎えた。

 主役は今春の2冠牝馬ブエナビスタだ。3歳牝馬の優勝は1960年スターロツチ1頭だけ。あのヒシアマゾン(94年)も、ダイワスカーレット(07年)も2着だった。GI舞台では初対決となる牡馬を倒し、歴史的な女傑、“歴女”となって締めくくる。

 桜花賞、オークスを爆発的な末脚で制し、春を謳歌したブエナビスタ。夏以降は札幌記念2着、秋華賞は2位に入線したが進路妨害で3着降着。エリザベス女王杯ではクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの大逃げを捕まえきれずに3着と1番人気を裏切る形に…。悪い流れを何とか断ち切らなくてはいけない。陣営が選んだのは騎手のスイッチ。デビューから騎乗してきた安藤勝己騎手から、“ノリ”の愛称で親しまれる関東の名手・横山典弘騎手への乗り替わりだった。

 「ブエナビスタの能力は、ファンのみんながよく分かっている。いまさら、どうこう言う必要もないでしょう。おれは任せられたレースでしっかり乗るだけ」

 19日は中山メーンで7番人気ショウワモダンを優勝に導き、20日は阪神で騎乗していたノリ。謙虚で、冷静な中にも自信を感じさせる言葉で抱負を語る。“彼ならどうにかしてくれる”と周囲に期待を抱かせるに十分な今年の活躍だ。15度目の挑戦でダービーをロジユニヴァースで初制覇。8歳の高齢馬カンパニーとのコンビで天皇賞・秋とマイルCSの2つのGIを制した。夏には史上5人目の2000勝も達成。デビュー24年目にして最も充実しているといっていい。

 「前の方か、中団か、それとも今までのように後方かは分からんが、当たり(馬への接し方)が違うんやし、追い出すタイミングも違うやろ」。ブエナを管理する松田博資調教師も新コンビの戦法を楽しみにしている。

 「牝馬が有馬記念を使うことすら、めったにないこと。ファン投票でウオッカと500票差ぐらいの2位(10万4544票)と人気がある馬だからな。ここまで順調にきているから、楽しみだよ」。狂いかけた歯車を何とかしてくれるのは、この男。そんな思いがトレーナーの言葉に込められている。

 その辺のことは、ノリも十分に承知している。

 「走るのは馬。おれ自身は変わったことをするつもりはないよ。寒い時期だから、無事に出走するのが一番だけど、こういう馬に乗れるチャンスをもらったんだから、精いっぱい頑張りたい」

 初騎乗でJRAのGIを4勝しているトップ騎手が、1番人気確実の3歳女王をどう乗りこなすのか。考えるだけでもワクワクしてくる。楽しみな1週間の幕開けだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿