◆第61回朝日杯フューチュリティS(20日、中山競馬場、芝1600メートル、良) 直線で力強く抜け出したローズキングダム(小牧)が1番人気に応え、無傷の3連勝で世代のトップに立った。曽祖母ローザネイから派生するバラ一族の新星が、一族に悲願のG1制覇をもたらした。2着はエイシンアポロンが入り、3番人気のトーセンファントムは、レース中に右前浅屈けん不全断裂を発症し14着に敗れた。
5回目の挑戦で、初めて朝日杯FSを勝利した橋口調教師は、喜び以上に安どの表情を見せた。「いろんなことがよぎる。(04年に)1番人気のペールギュントが不完全燃焼に終わったので、競馬は本当に難しい。うれしさよりホッとしている」。
母のローズバドも橋口師が手がけたが、G1は2着3回。あと一歩のところでタイトルに届かなかった。「母さんは細くて小さな馬。G1に手が届きそうで届かなかったから、何としても大きな勲章がほしかった。この馬はイライラすることがない。手がかからないので心強い」と信頼を置いている。
今年は期待されたリーチザクラウンがダービー2着。来年にかける思いは強い。「2着は、デイリー杯2歳Sでリディルに負けた馬。もしこのレースに出ていたら…」。骨折で戦線を離脱したもう1頭の期待馬リディル(父アグネスタキオン)を引き合いに出し、クラシック制覇の思いを巡らせた。

0 件のコメント:
コメントを投稿