「朝日杯FS・G1」(20日、中山)
無敗の2歳王者へ、態勢は万全だ。新馬、東スポ杯2歳Sと連勝中のローズキングダムは、栗東DPで文句なしの動き。併せ馬で楽々と1馬身先着を決めた。手綱を取った小牧も絶賛の仕上がり。バラ一族から悲願のG1馬誕生へ、大きなチャンスを迎えた。
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鞍上から、絶好調宣言が飛び出した。ローズキングダムは栗東DPでナイスミーチュー(2歳未勝利)と併せ馬。徐々にピッチを上げると、先行する相手の外へと並び掛けて直線へ。残り1Fで軽くGOサインが入ると、楽々と1馬身突き放した。6F81秒8-37秒8-11秒2。小牧は「言うことはない。“小牧、ホレボレ”って書いておいて」とご機嫌だった。
新馬、東スポ杯2歳Sと無傷の2連勝。鞍上はデイリー杯2歳Sの勝ち馬で、骨折のため戦線離脱したリディルと比較しながら、「追い切りではリディルが上だと思ったけど、芝に行くとそん色ない」と評価。前走は1度かわされながらも、差し返す勝負根性を披露。「あれだけもまれたら、心臓も違ってくるだろうし、次はもっと走ると思う」とパワーアップを見込む。
厩舎ゆかりの血統。母ローズバド、祖母はロゼカラー。叔父にローゼンクロイツ、ローズプレステージなどがいる。華やかな血は“バラ一族”と呼ばれている。橋口師は「顔は小さくて、柔らかい身のこなしは母に似ているね」とイメージを重ねた。この一族はG1での好走が目立つが、タイトルは手にしたことがない。「あるレベルの馬になれば、あとは勝ち運があるかどうか。それを言わせるだけの実力はあると思うよ」と穏やかな口調でチャンスを狙う。
小牧にとってもリベンジの舞台だ。JRAに移籍した04年。1番人気のペールギュントで挑み、3着に敗れている。「心配なのはジョッキーが下手なだけ」とジョークを交えながら、「強いと思っている。スピードもあるから、中山コースも問題はない」とパートナーへの信頼は揺るがない。バラ一族の孝行息子が、師走の中山で大輪の花を咲かせる。

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