関東から続々と新星が誕生している牝馬クラシック戦線。牡馬相手の京成杯で桜花賞切符を目指すのがフーガフューグだ。前走はレコードで牡馬を一蹴。ここも好走するようならクラシックへの道が一気に開けてくる。京都の日経新春杯では、骨折明けのベストメンバーが復帰初戦から力を出せる仕上がりだ。
今週も強い東女が怪気炎だ!!紅一点フーガフューグが牙を研いでいる。前走の未勝利戦(東京芝2000メートル)は直線一気のレコードで牡馬を一蹴。この好内容に陣営は重賞挑戦を決断した。しかも先週のフェアリーSではなく、京成杯を選んだのは期待の表れだ。
「牡馬相手?大それたことは考えてないけど、前走を見ても距離は(マイルより)長い方がいい。間隔は空いたが、力は出せる状態。人気的にも気楽に挑めるだろうし、ここでどれだけやれるか楽しみ」。無欲の阿部師の口ぶりが不気味だ。
血統も魅力。父はレッドディザイア、ジョーカプチーノを輩出し、09年総合リーディングに輝いたマンハッタンカフェ。今年もガルボが10日のシンザン記念制覇と勢いは最高潮。母の父ナリタブライアンは3冠馬、祖母アラホウトクは88年桜花賞馬。クラシックにふさわしい血統だ。
谷中助手も資質の高さにぞっこんの様子。「初めて乗った時、相当な素質馬だと感じた。背中の感触が抜群だし、柔らかい。新馬戦(6着)の時は繊細な面が出た感じだけど、競馬を1度使って、度胸というか気持ちの面でガラッと変わった。あれだけのゴボウ抜き、並の馬じゃできない」
京成杯の牝馬Vは86年ダイナフェアリー(通算重賞5勝)が最後。歴史をさかのぼれば、75年テスコガビー(桜花賞、オークス)、81年テンモン(オークス)とクラシックに直結している。「レコードの反動はないし、気性で走るのがこの血統の良さ。未知な面もあるけど、どこまで奥があるのか計り知れない。ここで勝ち負けできれば夢も膨らんでくるね」と谷中助手。
2歳女王アパパネに続き、フェアリーSはコスモネモシンが優勝と、現3歳牝馬の関東勢の層がいつになく厚い。フューグが“4半世紀”ぶりに牡馬の壁をぶち破るようなら、今週もG1候補の誕生だ。

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