日米の歴史的名牝の対決が実現しそうだ。14戦全勝を誇る米国のゼニヤッタ(J・シレフス、6、父ストリートクライ)が昨年限りでの引退を撤回、今年3月のドバイ遠征が選択肢に入っていることが16日(日本時間17日)に明らかになった。ウオッカ(栗・角居、6、父タニノギムレット)の引退レースとなるドバイワールドC(3月27日、UAEドバイ・メイダン、GI、AW2000メートル)での頂上決戦に期待が高まってきた。
ゼニヤッタは昨年11月7日、ロサンゼルス近郊のサンタアニア競馬場で行われた世界最高峰のレース、ブリーダーズCクラシックを1番人気で快勝。同レース26回目で初の牝馬の優勝を飾った。通算14戦全勝、GI8勝目。当初はこれで引退、繁殖入りの予定だったが、米国の複数のメディアが16日(日本時間17日)に、オーナーのモス夫妻が現役続行を表明したことを報じた。
ローテーションは明らかになっていないが、ワールドC挑戦は否定せず、状況を考えれば出走する可能性が強い。米国の古馬路線の上半期にはBC級のレースがなく、新設されたメイダン競馬場にはオールウェザートラックが採用されており、14戦中13戦がオールウェザーのゼニヤッタにとって舞台に問題がない。これまでも世界最高だったワールドCの賞金は今年一気に倍増され、総額1000万ドル(約10億円)、1着600万ドル(約6億円)。新競馬場での第1回で、主催者は“目玉”として勧誘に力を入れているのは間違いない。
一方、ウオッカは、15日に滋賀県・グリーンウッドから栗東トレセンに帰厩。前哨戦のマクトゥームチャレンジラウンドIII(3月4日、メイダン、GII、AW2000メートル)に向け、2月10日に出国する予定。過去14回のワールドCで、牝馬は01年日本のトゥザヴィクトリーの2着が最高だが、今年は牝馬が中心のレースになりそうだ。

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