◆フェアリーS追い切り(7日) 3歳牝馬重賞のフェアリーSで注目を集めていた良血の1勝馬が、7日の抽選を次々にクリアした。アドマイヤテンバ(G1・2勝馬アドマイヤグルーヴの娘)、メジロオードリー(G1・5勝馬メジロドーベルの娘)、アプリコットフィズ(G1・3勝馬マンハッタンカフェのめい)…。3頭のスター候補生は、この日朝の追い切りでも、上々の動きを披露。どの馬が桜花賞へ一歩前進するか、レースが楽しみになってきた。
1馬身のリードを許したままフィニッシュしたアドマイヤテンバの追い切り。それでも、橋田調教師は顔色を変えることなくコメントした。「予定通りですね」。
坂路で、アドマイヤマリン(3歳未勝利)の外につけた併せ馬は、鞍上が終始手綱を持ったまま。ラスト1ハロン地点で軽く気合をつけられたパートナーとは対照的だ。前を進む相手を見ながら、53秒6―13秒0。中1週での関東遠征と血統背景を考慮したものだった。
「ムキになる血統だから、ソロッとやっている。今のところ、そういう面は見られないけど、間隔が短いし、手綱を抑えてあれくらいでいい」と橋田師。ソフトな仕上げの中にも、手応えは感じている。
03、04年のエリザベス女王杯を制したアドマイヤグルーヴの長女。3代前の母ダイナカール、祖母エアグルーヴも、G1を制している。昨年12月6日のデビュー戦は、首差の2着に敗れたが、同27日の未勝利戦を勝ち上がった。2着馬にゴール前で詰め寄られ、最後は3/4馬身差。期待度を考えれば物足りなさもあったが、逆に、“隠している”面も多いということだ。
「あのレースは、抜け出して行かなかった。まだ、能力を実証するようなパフォーマンスを見せていないが、消耗していないから中1週でも使える。マイルは向いていると思うし、強いメンバーに入っても、それなりにやれると思う」と母も管理していた橋田師は言った。相手が強化されてこそ目覚める良血。まずはG3を突破して、母子4代G1制覇への第一歩を記す。

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