西の年頭を飾る第48回京都金杯(5日、京都)の追い切りが3日、栗東で行われた。初のマイル戦に挑むスマートギアは、坂路のラスト1ハロンを余裕を持って12秒5。いつもの鋭い瞬発力を披露した。連覇がかかるタマモサポートも同じコースで力強い動き。得意の距離、コースで前走(10着)からの巻き返しを狙う。
スマートギアが馬場の真ん中を、力強く駆け上がった。坂路で単走。序盤はゆったりとしたリズムで入り、徐々にペースアップ。迫力が一段と増してきたラスト1ハロン。手綱はほとんど動かなかったが、12秒5。素晴らしい伸び脚を披露した。
「別に変わったことは何もない。いつもしまいは12秒台で上がってくる馬だから」。言葉こそ素っ気なく聞こえるが、またがった猿橋助手は、ラップタイムを確認してから満足そうな表情を浮かべた。
3歳時から菊花賞(4着)に挑戦するなど、高い能力を見せていた。それでも去年(9戦)は、1600万特別の1勝のみ。2度の重賞を含め、2着は4回を数えた。「もっと早くに重賞を勝ちたいと思っていた馬」と猿橋助手。
昨年は上がり3ハロン32秒台が2回、33秒台は3回も記録した。経験を積むたびに、末脚の切れ味に磨きがかかっているが、後方一気の戦法は、もどかしさもつのる。
コンスタントに使われているが、状態面に不安がないことは、この日の追い切りで証明できた。「ユタカ(武騎手)は、この馬のポイントをつかんでくれているから。マイル? 本人が(京都の)金杯に使ってくれと言っているんだから、任せるよ」と猿橋助手。
もう、銀メダルはいらない。悲願の重賞タイトル奪取へ、初のマイル戦投入という“カンフル剤”を注入すれば、もう一つ上のメダルに手が届く。

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