「京都金杯・G3」(5日、京都)
開幕戦で決める。新年の訪れを告げるG3戦の追い切りが栗東トレセンで行われ、悲願の重賞初制覇を目指すスマートギアが坂路で意欲的なメニューをこなした。4F52秒0の好時計で体調の良さをアピール。昨年は重賞で2着2回。持ち味を存分に発揮できる舞台で念願のタイトル奪取を狙う。同じく坂路のタマモサポートも上昇気配。連覇へ好ムードが漂う。
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午前8時半過ぎの栗東坂路。スマートギアの到着を待っていた猿橋助手が、思わぬ大敗を喫した2走前のアルゼンチン共和国杯(12着)をこう振り返った。「明確な敗因は分からないが、あのときは攻め馬が軽かったのかも。この馬は攻めと実戦が結び付くタイプなのかもしれない」と。
迎えた最終リハ。勢い良く加速すると、精密機械のようなラップを刻んでいく。テンから14秒0-13秒0とペースを上げて、ラスト2Fはともに12秒5。馬場の四分どころをパワフルに駆け上がる。4F52秒0-38秒0-12秒5の数字に、感触を確かめた猿橋助手は「理想通り。今は馬場状態がいいし、素直な馬だからこれぐらいはいくよ」と納得の表情を見せた。
12月30日には坂路で4F52秒8-38秒4-12秒3を好時計をマークし、準備を整えてきた。セオリー通りなら、直前は軽めにとどめるパターンだが、陣営は“同じ轍(てつ)は踏まない”とばかりに、直前もきっちりと時計を出した。重賞初Vへの意気込みは相当だ。
昨年は京都大賞典と鳴尾記念で銀メダル。メンバー最速の上がりを刻みながらも、あと一歩届かなかった。悲願へ、今年最初のターゲットに選んだのは京都の外回りのマイル戦だ。「ユタカ(武豊)が“次は京都金杯へ”って言うんだから、距離は大丈夫。脚質的に外回りも合うからね。あとは展開。前回みたいに、前半3Fを38秒台で通過するようでは厳しい。36秒台で流れてくれればね」。着実な地力強化で、搭載エンジンは既に重賞級。トップギアから自慢の強烈な末脚を放ち、今度こそ重賞タイトルを射抜いてみせる。

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