◆フェアリーS追い切り(7日) 自慢の切れ味を、チラリとのぞかせた。G1・5勝のメジロドーベルを母に持つメジロオードリーは、坂路の3本目にメジロジェラルド(3歳未勝利)と併せた。1ハロンを過ぎたあたりから加速。体をピタリと併せたまま、勢いをつけて上がって来る。最後の1ハロン。吉田豊は手綱を持ったままだったが、回転の速いフットワークを繰り出し、12秒0でまとめて併入した。
「軽い動きをしていました。いい根性をしている」と吉田豊。全体が4ハロン56秒0、ラスト3ハロン推定37秒4(実際はエラー)の時計に、大久保洋調教師は「もうちょっと速くてもよかったけど、量を含めて九分以上にはやっているからね。あんなものかな」とうなずいた。
昨秋の東京でのデビュー戦を、鮮やかに差し切り勝ち。ラスト3ハロンはメンバー最速の34秒0をマークした。「時計以上に瞬発力を感じた」とトレーナー。吉田は「ドーベルより切れ味がある」と潜在能力の高さをアピールした。
430キロ前後の小柄な馬体で、体力的にはまだ物足りない面は残る。それでも吉田は「うまく運べば、しまいはいい脚を使ってくれる。メンバーは強くなるけど、どれだけやれるか」と期待を隠さない。中山の急坂を一気に突き抜ければ、偉大な母の背中が見えてくる。

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