ホース・オブ・ザ・イヤーを決定する09年度JRA賞受賞馬選考委員会(報道機関の代表8人で構成)が6日、東京・港区のJRA六本木事務所で行われ、年度代表馬にジャパンCなどG1・3勝を挙げたウオッカ(牝6=角居)が昨年に続いて選出された。JRA発行の月刊誌「優駿」が主催となった72年以降、2年連続の年度代表馬受賞はディープインパクト(05、06年)に続いて5頭目、牝馬では史上初の快挙。授賞式は25日に都内のホテルで行われる。
女傑の名にふさわしい堂々の“連覇”だった。ウオッカは最優秀4歳以上牝馬を満票(287票)で選出されたのに加え、史上5頭目の2年連続年度代表馬に輝いた。昨年の180票をはるかに上回る246票を集め、ドリームジャーニー(26票)に大差をつけた。牝馬として史上初の2年連続年度代表馬の快挙に、角居師は「光栄ですし、うれしいです。09年はカンパニーに2回負け、グランプリを2つ勝っている馬もいましたから。厳しいかなと思っていました。運のある馬ですね」と感無量の表情で語った。
春はヴィクトリアマイル&安田記念でG1・2勝。天皇賞・秋こそ3着に苦杯を喫したが、ルメールを新コンビに迎えたジャパンCはオウケンブルースリとの2センチ差の死闘を制してV。「距離的にギリギリでしたが、血統の壁を少し壊すつくり方ができたのでは。馬をつくる側として、大変な勉強ができたと思う」と同師は鼻出血を発症しながらの愛馬の力走に感服した。
来週13日か14日に放牧先のグリーンウッドから栗東に帰厩し、2月中旬にドバイへ遠征。ドバイワールドC(3月27日、メイダン競馬場、オールウエザー2000メートル)で引退。レース直後はアイルランドに渡り、昨秋の凱旋門賞馬シーザスターズとの“結婚”も決定している。「前哨戦からワールドCの予定。新しい競馬場ですから、イメージを変えていいのかなと思っています。日本でできたことをどこまで出せるか?これだけの馬ですから、最後まできっちりケアしてあげたい」。指揮官は異国の地での“朗報”を誓っている。
▼谷水雄三オーナー 大変光栄に、また誇りに思っています。多くのファンの皆さまのご声援、ご支援がウオッカの背中を押してくれたと思い、その意味でも大変ありがたく思っています。
◆ウオッカ 父タニノギムレット 母タニノシスター(母の父ルション)牝6歳 谷水雄三氏 [栗]角居 ルメール カントリー牧場 7戦3勝 5億1197万7800円(ヴィクトリアマイル、安田記念、ジャパンC)
◆選考方法 年度代表馬と各部門賞は、競馬記者クラブ11団体に所属する記者(クラブ歴3年以上、会友を含む)287人による投票で決定。地方馬、外国馬も選考の対象となる。投票で3分の1以上に達した馬が受賞馬に決定。また「該当馬なし」が1位、かつ3分の1以上を占めた場合は受賞馬なし。上記2項で決定しない場合は、選考委員会が投票1位の馬(「該当馬なし」が1位の場合は2位の馬)について受賞馬とするか決定する。

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