昨秋の東京スポーツ杯2歳Sで3着に入り、京成杯・G3(17日、中山)で有力視されているレッドスパークルが、全休日明けの13日、出走予定馬の中でただ一頭追い切られた。陣営が、寒波による翌朝の積雪を警戒。通常とは違ったパターンになったが、栗東のCWコースで見せた動きはエネルギッシュ。1秒追走の併せ馬で頭差まで詰め寄って、好仕上がりをアピールした。
最悪の事態を考慮しての決断だった。日本列島を襲う寒波。栗東トレセンは、まだ影響を受けていなかったが、レッドスパークルは、Cウッドチップコースで“前倒し”の追い切りを行った。
「雪が降って馬場が悪くなった場合を考えたものだが、いい追い切りができた。調教では目立つ方じゃないんだが、使いつつ力強くなっている。これで十分」と藤岡健調教師。その言葉通り、動きは活気に満ちていた。
6ハロン地点で、エイシンサクセス(4歳500万)を1秒近く追走した。4コーナーで内に入ったが、直線を向いても、その差はまだ2馬身。調教駆けしないタイプだけに、併せ馬になるか心配されたが、いっぱいに追われてラスト1ハロン12秒0(6ハロン84秒3―67秒3―38秒4)と力強く伸び、頭差まで迫った。「追いつかないかと思ったが、よく詰めた。この馬の持ち味を、調教でも出してくれた」と指揮官は納得の笑みを見せた。
初勝利までに5戦を要したが、直後の東京スポーツ杯2歳Sで、4角14番手から3着。能力を示した。「後方から外を回って、強い競馬をしたと思う。あれを見て大きいところに出したいと思ったし、その後は、ここ一本に目標を絞った」と藤岡師。短期放牧を挟んで、思惑通りにここまできた。
脚質的に東京向きでありながら、3歳初戦に京成杯を選んだのには、理由がある。「前半、前に行けないが、中山コースでどうかを見てみたい。最近は競馬に集中できるようになっているしね。一度、経験させたい」。トレーナーの視線の先にあるのは、もちろん、クラシック第1弾の皐月賞(4月18日、中山)だ。

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